は じ ま り
工 事
うちあわせ 
いえつくりの記録

完   成

2004/4

お家を建てたい!と考えてから、現実になるまで約3年という月日がかかりました。

はじめの2年間は、ピンとくるような土地や家つくりのパートナーに、なかなか巡りあえませんでした。

いろんな土地をみて、いろんな住宅会社・工務店・設計事務所の建物を見せていただき、たくさんお話をしました。

でも、どうしても「???」と思う部分があり、それ以上のお話をすすめたいと思うところは、残念ながらありませんでした。




でも、担当の設計士さんに出会えたときは、衝撃的でした。

住宅展示会の来場のお礼にと、ごあいさつに来てくださったのですが

ほんのすこしお話をしただけなのに、私たちの考えている家つくりに対する夢や希望を、この人なら叶えてくれる!と、

ピピッと感じたのです。 しかも、慎重派な夫婦揃ってです!

あんなに決めかねていたパートナー選びが、この日でほぼ、わたしたちの気持ちは固まりました。




思いおこせば、設計から完成まで約一年の月日が流れ、その日々はとても充実したエキサイティングな毎日でした。

こどもたちにもとても影響があったようで、下の男の子は電話を使ったごっこ遊びでは

「はい。はい。わかりましたー。いまから、げんばに いきます!」などと大工さんや設計士さんの真似をしていたり(笑)

字や絵が描けるようになった娘は、

「ここが、きっちんになります」などと、ふき出しをつけて、設計士さんと大工さんの絵を描いて、プレゼントしたりしていました。





あのとき、設計士さんが家に来てくださっていなければ、まだ家を建てていなかったと思います。

いろいろな営業さんたちから言われた”住宅ローン減税の期限”に、間に合わなくても、

納得のいく家つくりができなければ、まったく意味がないものに思えたからです。



自分の考えて夢見ていた家つくりが現実になるとわかった時のうれしさや

お家のことだけを考える打ち合わせの楽しさや、その通りに出来上がっていくのを見ていられる楽しさ、

ときには、周囲からのだめ出しに泣いたり、へこんでしまったり、それでも助けられながらがんばり通したり、と

さまざまな葛藤をくりかえしつつ、とうとう、わたしたちのお家ができあがりました。



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