念願の下北半島一周 脇野沢から仏ヶ浦を廻り、大間崎、尻屋崎へ(H26.10.1012

平成261010日(金)

過去2年は悪天候のため途中で断念。今年は娘の出産と予定が重なってしまいどうしようか迷ってしまったが、父ちゃんがいなくても子供は生まれる‥‥とのありがたい言葉で決行となった。しかも今回は輪行できる折りたたみ式の自転車を買ったこともあり、いざ‥‥のために、たたんで輪行袋に入れる練習も繰り返した。出発した日の午前中は雨に降られ北風にも悩まされたが、あとは晴天続きの楽しい(厳しく辛い)自転車の旅となった。

 

八戸5:00発〜三沢市四川目6:00〜六ヶ所村尾駮8:05〜陸奥横浜町吹越9:15〜むつ市大湊11:40〜川内14:10〜脇野沢16:00(泊)

走行距離154.1`、平均19.9`、最高時速42.6`、自転車走行時間 7:43:14

00-地図

(拡大する)

01-自転車

ブリジストン トランジット

8段変速、12.5`、26インチ

00-自転車2

折りたたむ

 

00-自転車3

輪行袋に入れる

5分で完了

01-四川目

6:00四川目(三沢)で休憩

02-横浜

9:45陸奥横浜大豆田ドライブイン

強風、釜臥山が霞んで見える

03-大湊1

11:30むつ市大平岸壁から釜臥山

昼近くになって晴れてきた

03-大湊2

芦崎湾の砂嘴、一度見たかった風景 自然が作り出した驚異の地形

対岸に吹越烏帽子岳が見える、あの山の反対側から来た‥‥遠い!

03-大湊3

大湊には海上自衛隊の基地がある

03-大湊4

城ヶ沢海岸にて、穏やかに陸奥湾が広がる

04-脇野沢1

岬の突端、脇野沢が見えてきた

04-脇野沢2

脇野沢港に「とうちゃこ〜」 陸奥湾フェリー「かもしか」蟹田行きが出港した

04-脇野沢3

鯛島(下北国定公園)

九艘泊まで行きたかったが、

見えた所で満足して戻ってきた

12-ドーム7

16:00今日の宿は民宿ドーム

民宿ドームの紹介

 

今日の客は私一人だけ、さびしい限りです。宿の女将さんが「近年はお客さんが減ってしまいました。やはり温泉が無いのがネックなのでしょうか‥‥」と、嘆いていました。私もネットでここを知ったので、「少しHPで紹介しましょうか‥‥」と言ったら、「お願いします」ということなので、簡単に紹介します。

 

民宿ドームさん、お世話になりました

 

 

 

平成261011日(土)

 今日は厳しい山岳コースの「海峡ライン」を走る。まずアンド山(645b)へ向かい最高点は500b地点。ヒーヒー・ハーハーの連続だが一度も押して歩くことはなかった。津軽海峡を経て北海道松前半島の山々が見えている。来年は函館から知内〜松前〜江差と走り、長万部に抜けて苫小牧から戻る予定でいて、苦しい登りながらも楽しい計画を思いながら走った。頂上の流汗台からは一気に牛滝に下り、今度は仏ヶ浦に向かう道を登り返す。300b登りまた下って、200bを登ってまた下る。なにしろ海沿いの漁村の集落に通じる山道なので平坦な所はまったくない。登りの苦しさに反して下りは一瞬爽快なのだが、また登らねばならないことを思うと嫌になってくる。

初めての仏ヶ浦は素晴らしい景色を見せてくれた。駐車場は標高140bなので自転車を置き、整備された遊歩道を海岸まで下る。着いたときは誰もいなかったが、徐々に観光客も増えてきて、声を掛けられた。「あんたは今が干潮だって事を知って来たの? 俺は昨日来たら岩床が海水の底でまったく歩けなかった。なので今日また来たんだ。」‥‥まったく考えても見なかったが私は運が良かったということだ。自然が作り出した奇岩のすごさに圧倒されてしまった。1時間半ものんびりできたのは、民宿の女将さんが朝食を1時間早めて6時にしてくれたおかげであった。

次は八柄間山(313b)に向かい最高点は220b。福浦に下る途中で縫道石山(626b)を遠望する。ここは天然記念物の特殊植物が見られるところで、ここも訪れてみたいところだ。そして一気に福浦に下る。またまた海岸から200bを登って下って長後の集落へ、とにかく平坦なところはない。下り坂があっても「人生下り坂、最高!」とはいかなかった。

 

脇野沢村6:25発〜流汗台8:00〜仏ヶ浦9:15〜(散策)10:35発〜佐井村12:40〜(休憩)〜大間崎14:30〜下風呂温泉16:00

走行距離99.5`、平均16.9`、最高時速45.9`、自転車走行時間 5:51:39

05-海峡ライン1

大間71`、佐井57`

仏ヶ浦35`「海峡ライン」の標識

これから厳しい山岳コースが始まる

05-海峡ライン2

津軽海峡を隔てて、北海道松前半島の山々が見える。大夫登ってきた。

05-海峡ライン3

アンド山まで、くねくねと登っていく

晴天で風が無いだけでもありがたい

05-海峡ライン4

海峡ラインの碑

05-海峡ライン5

一気に下る

人生下り坂最高!‥‥一瞬だけ

05-海峡ライン7

紅葉真っ盛り

下北国定公園 仏ヶ浦に到着

06-仏ヶ浦1

仏ヶ浦に下る遊歩道

06-仏ヶ浦5

素晴らしい景色が続く

06-仏ヶ浦2

観光船の桟橋からのパノラマ写真

06-仏ヶ浦3

06-仏ヶ浦4

06-仏ヶ浦6

06-仏ヶ浦7

06-仏ヶ浦10

06-仏ヶ浦9

右下が仏ヶ浦

ここまで山また山の連続なのが分かる

自然が作り出した奇岩の美

06-仏ヶ浦8

縫道石山(626b)を遠望

05-海峡ライン8 

青空と秋色

05-海峡ライン6

願掛岩 無事生まれますように

05-海峡ライン9

佐井港アルサスで昼食

遊覧船で仏ヶ浦に向かう人で賑やかだった

07-大間崎1

14:30大間崎にて

07-大間崎2

大間崎はいつも強風が吹き抜ける

07-大間崎3

本州最北端の地 碑の前で

07-大間崎4

弁天島、函館山は霞んでいた

07-大間崎5

下風呂温泉までもう少し

温泉が待っている (*^_^*)

07-大間崎6

今日の宿、ホテルニュー下風呂

2食付8,640円+入湯税150

08-下風呂1

温泉のあとの夕食

鮟鱇のきも和えも出た、海の幸ばかり

07-大間崎7

賑やかな若宮神社例大祭

思いがけず祭りも見ることができた

平成261012日(日)

 昨夜の若宮神社の例大祭は良かった、名残の提灯が揺れる中を尻屋崎に向かって走り出す。至る所に栗の実が落ちていて栗拾いしながら進むが、徐々にザックが重くなる。下北半島はいつも風が強く吹きぬけるが今日はそれもなく、厳しい登りの木野部峠も一気に登る、さすが8段変速の自転車はすごい。目指す尻屋崎は遙か彼方に見えている。岩屋集落には山側に立派なバイパスができていて快調に走る。大きな三菱マテリアルの石灰採石工場を見ながら進む。尻屋崎からは走ってきた弓なりの海岸線や北海道の恵山もきれいに見えていた。

 

下風呂温泉7:20発〜むつ市関根8:50〜尻屋崎10:30〜(猿が森埋没林)〜東通村14:00〜六ヶ所村尾15:20〜三沢市四川目17:25〜八戸18:40

走行距離172.2`、平均19.8`、最高時速42.3`、自転車走行時間 8:40:30

09-尻屋崎2 (2)

木野部峠を登りきり、大畑に下る

遠くに尻屋崎が見えている

09-尻屋崎3

その尻屋崎から遠くになった下風呂の岬を望む、津軽海峡に面した弓なりの地形が良く分かる

09-尻屋崎2 (1)

尻屋崎灯台

09-尻屋崎4

09-尻屋崎5

09-尻屋崎6

09-尻屋崎7

09-尻屋崎8

太平洋と桑畑山(400b)

尻屋漁港へ向かう快適な道

寒立馬 放牧の頭数は少なかったが、冬に備えてしきりに草を食べていた

10-東通1

猿ケ森のヒバ埋没林を見ようとしたが、

道が不明になって、たどり着くことができなかった

10-東通2

東通村老部にある有名な「松楽」

一度は訪れたかった店

三色丼(2,940円)、いくら丼(1,680円)

焼き肉定食にした (^_^;)

10-東通3

泊・白糠トンネル(1,200b)

便利になった、でも物見崎が見られない

11-仏沼

夕陽とラムサール条約の仏沼湿原

新しい自転車での快適な旅ができた。長年の夢であった下北半島一周がやっと叶った。下北は自然がいっぱいで見るべきところがたくさんあった。戻った二日後には次女が無事出産という嬉しいこともあった。これで孫が二人となったが、孫と一緒に自転車旅行は無理だろうか。あと15年としたら‥‥76歳、もしかすると大丈夫かもしれない、夢がまたまた大きくなってきた。あ〜今回も楽しい旅だった。次は松前半島(函館〜松前〜江差〜長万部〜苫小牧)三日間の旅の計画をしている。 (^_^)v

(平成261017日)

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