八戸市湊町 十王院となり
陸奥湊駅から徒歩五分館鼻公園通りグレットタワーにお出での際でもちょっと寄ってみてください。
お店を見ると手作りのものがたくさんならんでいた。
お店の横の作業所で、サンダーを回していた岩舘さん。近寄って見ていると、
「時間あるかい?」
「えぇまぁ…」ってことで、お店のほうに回ってお話を…。
先ず私が興味を持ったのは、弦楽器らしきもの。 最初は縄文時代の本物かと思ったから聞いてみた
「これは教育委員会で欲しがるじゃないですか~?」 と言ってみたら。
「これはわしが作ったものだ、本物であるわけがないだろう」 って、笑われた。
そして奥から資料を持ってきて、「これはだなぁ」 と、八戸博物館の古めの資料と合わせながら。資料のものと全く区別がつかないくらい模様なども精巧にできているのには驚いた。
「これは縄文時代のもので…たぶんこういうふうにして…糸をここにつけてこうして音をだしたんじゃないかな」 って糸を弾いてみせてくれた。
私に弾いてみろといって楽器らしきものをよこした。わたしもギターを少しやるので、弾いてみた。二弦楽器なので竿がもっと長くないと現在の曲は弾けない。四弦楽器だったようだ。 音域は現在とはかなり違う音楽だったんだろうな。
「その楽器は何というんですか?」
「ん?知らねぇよ あんたが名前付けてくれ、それにどうやって引けば音が出るんだい?」
と、反対に聞かれたりして…。
岩舘さんは、戦争のはなし、刀の話、歴史の話、鋳造、海、船、方言など、専門的な知識のある方で、いろいろな人との交流も多い。
また、80歳を越えてから「俺にもパソコンを教えてくれ」って、最初はただの好奇心で言っているのかと思って、一応ワードの文字の入力を教えた。
刀剣のことや、方言のことなどを調べパソコンに打ち込み印刷して私に、
「これを見てくれ間違えがないかどうか」
立派な資料が出来上がっていた。
スプーンの先にはこんな風な模様が
工夫してあります
是川縄文資料館
合掌土偶の顔
こちらが本物です。『合掌土偶』の口をよく見ると、正面から見て、左側の上唇が 欠けています「発見した時はこのように上唇が欠けていたんだ、是川資料館に展示してあるものは修正したものなんです」
と岩舘さんは言っていました。確かに発見した当時の写真はこの様でした。
ホール(箱)の部分は岩舘さんが想像して付けたものです。どなたか名前を知っている方教えてください
「ブイの中の水は何年経っても減らない、
どうしてか、わしにも分からねぇわ~不思議だ、
だから『不思議の水』と言っているよ」
不思議の水、が入っているガラス玉
岩舘さんは定年後、手作りの店を始めた。器用さを活かして始めたのが『岬工房』手作り品は販売もしてくれます。お値段は?あるものもありましたが、それ以外は交渉次第かな?