断腸のミアリ峠 朝鮮・南と北の境にある峠
セリフ
あなた あなたは今何処で どうしてますか あなた恋しがるこの子も 今やっと寝ついたのよ。私は十年 いいえ 百年でもあなたを待ってます 生きて 生きて帰ってきてください ヨボ~…ヨボ~
朝鮮戦争で北朝鮮は、ソウルへ侵攻するとき南と北の境にあるこのミアリ峠を通って移動した。
ソウルから政治家、学者、技術者、宗教家、芸術家、などを大勢、強制的に北へ強制連行した、そして虐殺した。各刑務所に秘密監禁され収監中だった人々は皆次々と縛りミアリ峠と永川峠の二手に分かれ北朝鮮へと拉致を始めた。そして病気で歩けない人は、それぞれの刑務所、各監禁所の中で、または山に連れて行って、そのまますべて射殺してしまった。3000人にのぼった。一般市民をいれれば、10万人にものぼるという。
周炫美(チュヒョンミ)さんの歌「断腸のミアリ峠」ソンカギョンさんのセリフ入りもいい。イヘヨンさんは初めに歌った方か?。
日本では島津亜矢さんが歌っています。
映画 ミアリ峠、
バラ線の向こうに北朝鮮軍に連行される父を、南側の妻と子がバラ線にしがみつき泣き叫ぶ。軍隊の腕を振り払って子と妻に近づいて子どもの手を握るが、再び北朝鮮軍人に引き離される、バラ線を必死に掴んで放さない妻と子と父。やがて全身血だらけになり、腕には太い鎖を巻かれて連行される父。
そのシーンを観た人は涙を流さない人はいないだろう。
周炫美さんの「だんちょうのミアリ峠」は、射殺刑にされるであろう父に、僅かの望みを託し。「元気でいて下さい、そして必ず帰ってきてください、このミアリ峠を超えて必ず帰ってきて下さい…」と、歌っています。
韓国は日本より何倍ものの人が強制連行(拉致)され処刑されているのです。日本のように大きくは騒がないのはどうしてだろう。
日本の『慰安婦問題』も忘れてはならない問題でしょうが、それと比較してみたら…。
国際ルールを守ろうとしない北、まさに、無法の悪の巣北朝鮮。韓国はお隣さんだから強く言えない、そっとしておいたほうがいい、怖いのです。
ラチ問題だけに、ラチが空かない、なんて洒落を言っている場合じゃないが。
アントニオ省三