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             五葉山は、シャクナゲの名所ときき、2000年10月、
         山好きの林野さんご夫妻
の案内で登ってきました。
           ヤマツツジがなくなる標高1000mほどでトドマツに寄り
         添うようなシャクナゲの古木が現れはじめ、やがて、日当
         たりのいい平原に出ると写真のように、横に広がった姿
         のシャクナゲがいたるところに広がっています。
          頂上まで15分というところまでで、今回は心を残して下
         山しました。もう一度、花の時期に登りたいと思っています。


          実生用の種を採取してきましたが、順調に育っています。

                      


                       
                             

          青森県、秋田県、岩手県の県境が交わるところ、これが
       四角岳の頂上です。これを聞いただけで夢のあるところ、
       ぜひ、行ってみたくなるのですが、何しろ、熊が出る、道が
       ないと脅かされてしりごみしていました。
        頂上に雪が残って近づけない頃、タケノコ採りのプロが山
       に入るという話を聞いて、車の行けるところまで偵察してお
       きました。
                                       
            
     
                      標高1003mとのこと、急坂を登りきって笹の中に登山道
        だけが続くようになると、高山植物が道に沿って生えてい
        ました。

           ウラジロヨウラクツツジであろうと思われる花が露をため
        て満開、自然のなかで見るのは初めてでした。(写真下)



               
        狭い道に沿って刈り払いされた後にだけシャクナゲが芽
       吹いています。近くにいくら探しても花の咲きそうな大きな
       木は見つかりませんでした。笹の中に首を突っ込んでも、
       笹が密集しているだけでシャクナゲが育つ環境ではありま
       せん。狭い登山道にだけあるというのは不思議な現象です。

          






                   

           シャクナゲの生えている道を100mほど進むと頂上に
        着きます。頂上は100
uほどの平地で、期待に反して、
        シャクナゲはなく、笹の壁が周囲を取り巻いているだけで
        した。
         県境を示す標識がありましたが、青森県も秋田県も岩手
        県も濃い霧の中で何も見えませんでした。(下の写真)




                                   

            地図では、四角岳の西に中岳(ちゅうだけ)というさ
        らに20mほど高い山があるが道はないという話でした。
          ところが、現場に着いてみると、今年、刈り払われた
        ばかりの幅2mの道が西へ続いていました。今、造られ
        たばかりで、刈られた笹に覆われていました。
          環境は、登ってきた道と似たようなものですから、50
        年も経てばこの道に、シャクナゲが生えてくるのでしょうか。
        (写真下)



                                 

            麓に、弥勒の瀧を見る公園があります。管理人の方に
        シャクナゲの花が咲くような成木はあるかと尋ねてみました
        が、あるにはあるがと場所は言葉をにごして教えてもらえま
        せんでした。怪しい人相をしていたのでしょう。
          熊に会って聞くよりしかたがないようです。 
    


       弥勒の瀧です。


           




        八幡平の北側、安比岳の中腹に湿原があります。公園の管理
     人に湿原の名前を聞いたら、「名前はない、安比の湿原と言えば
     いい。」とのことでした。
       友人の河村さんが、湿原にシャクナゲがあるというのが、不思
     議で確かめに行くことになりました。    


                   

           安比川に沿って安比岳を登りますが、湿原に着く前に
       標高1000mを越えると登山道の切り立った崖側にぽつぽ
       つとシャクナゲが見られるようになります。右側は深い森で
       光が入りませんが、左側は写真で見るように木々の間から
       日光が届きます。絶壁の上に生えているという私の仮説、
       これは予想した通りでした。



                           

      河村さんの秘密の湿原は、人の近づかない森の中に競
      技場のほどの広さで、神秘的にしずまりかえっていました。
    標高1300mで、安比岳(1458m)の中腹です。



                                                   

         

  シャクナゲは湿原の縁に沿って生えています。縁の方がミ
ズゴケが盛り上がって、根が水に浸かってはいないようです。



       下の写真は水攻めにあって、枯れたトドマツにしがみつ
いているシャクナゲです。       









            樹齢100年はあろうかというシャクナゲの大木の根
          が水没し枯れるのを待っている感じです。その外側には
          元気な若木が育っています。




                     湿原は拡大しているようです。水に浸かったシャクナゲ
       はこうして枯れていきます


           

          有名な安比温泉、草刈りをしたばかりのようでした。  





    登山道に案内標識もあり、楽しみにして行って
みました。ごらんのようにテレビも行かない秘湯でした。





  計画中です。雪解けまでお待ちください。

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