トップペ−ジに戻る

   次のペ−ジ{シャクナゲ探訪記}に進む





シャクナゲの種は10月初めに採取します。
    花の後に房状(写真)の実が上を向いてできます。
    一つ一つが縦に5本に割れて開きます。この間に
粉のように細かい種が詰まっています。 





   シャクナゲは、発芽するとき水分と空気と「日光」が
  必要です。日が当たっても乾かないという矛盾した要求
     に応えるには、ミズゴケに播くのが最適です。         
   移植のことを考えて、根が切れないようにミズゴケを
  細かく切っておきます。大量に必要なときは、水とともに
ブレンダ−(写真)に入れてかき回すと能率的です。
 

           
      
                                                                                                                         

                3月10日に種まきをします。
           浅い入れ物に鹿沼土を敷いてその上にミズゴケを3
          センチの厚さに入れます。はがきの上ではじきながら
          振動を与え、種を踊らせながら、播いていきます。播
          いた上に土とかミズゴケを被せる必要はありません。
           日が当たって良いのです。 

                  

                

            部屋の中の明るく暖かい場所に置いて、ミズゴケ
          が乾燥して白くならない程度に、一日数回、霧吹きを
          使って水をやります。
            4月になると少しずつ発芽してきます。肉眼では見
          えないような双葉を虫眼鏡で探し出すのが、毎日の楽
          しみになります。
                   
           


           6月に入ると移植を始めます。あまり混んでいなけれ
         ば、1年間は移植できます。移植先の土は、3年ぐらい
         土を使わずミズゴケを使うのが無難です。

        
          これは1年後の状態です。中央は1円玉です。

                  
 

    2年後



    

   3年後



    

    4年後



   


     5年後



     


    6年後



    


     10年後




     10年以上たつとなんとかシャクナゲらしくなってきます。                         









       芽が伸び始めるころ、霜にやられます。



       八重桜が満開になると、そろそろ安全です。
                                                                                                     
        芽を吹くのは1年に1度だけといってもいいのです。     





 
    12〜15年生、変わった花が咲くのが実生の醍醐味です。




    木の葉が落ちると、枯葉を集めてその枯葉ですっぽりと
    覆ってしまいます。
 





  若い苗は穴の中に入れて、枯葉と交互に積みます。雪が降る前に蓋をして、
 4月末まで冬眠させます。
 


 
4,5年たった苗は木の葉をかけて写真のように覆いをするだけ
で冬越し
できます。


     
 トップペ−ジに戻る

     次のペ−ジ[シャクナゲ探訪記]にすすむ