H21年度の山車

南総里見八犬伝

(なんそうさとみ はっけんでん)

◆解説
『南総里見八犬伝』は滝沢馬琴の98巻106冊という江戸時代の超大長編小説で、ストーリーもとてもドラマチックです。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という仁義八行の字が刻まれた八つの珠もつ八犬士は、運命に導かれ巡り会っていきます。これら八犬士とともに、数多くの悪人や武人、化物、美しい姫、悪女の怨霊、動物などが登場する勇壮華麗なお話です。

◆物語
里見の城主義実は、隣国の館山城主安西景連(かげつら)の攻撃にあい苦戦をするさなか、愛犬八房に「敵将景連の首を取ってきたならほうびに娘伏姫をやろう…」と戯れ言を言います。するとその夜、何と八房は本当に景連の首をくわえて戻ってきたのでした。
愛犬八房の働きによって里見軍は逆転勝利したものの、伏姫(ふせひめ)は戯れ言とはいえ、父の約束どおり敵将の首を取ってきた八房を連れ、自ら富山の洞窟にこもってしまいました。姫を取り戻しにきた許婚の金碗大輔(かなまりだいすけ)は、鉄砲で八房を撃ち殺したのですが、その時誤って伏姫にも傷を負わせてしまいます。従順な犬八房の気を感じて懐妊してしまっていた伏姫は、身の純潔を証するため、大輔と父義実が見守るなか、自害してしまいました。姫が死を迎えると、姫の持つ数珠から八つの珠が飛び散り、関八州に飛び散っていきました。
「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」という仁義八行の文字が浮き出た八つの珠の行方を追い、里見家の金碗大輔は髪を下ろし、僧・ゝ大(ちゅだい)と名を変えて旅立ちました。
やがて体のどこかしらに牡丹のアザを持ち、同じような文字の浮き出る不思議な珠を持った剣士達はいろんなところで色々な出会いをし、自らが同じ珠で結ばれた兄弟であることを知ります。
八人の剣士達は様々な困難を乗り越えて、姫の生まれた里見の家をもり立てたと言うことです。

 

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