H17年度の山車

日本武尊

(ヤマトタケル)


解説
 日本に伝わる神話の中で最も有名でドラマチックな物語は日本武尊(ヤマトタケル)の話ではないでしょうか。「古事記」や「日本書紀」などにも書かれ、色々な形で今日まで語り継がれてきました。
 日本武尊はちょうど大和朝廷が急速に国を治める頃に活躍し、数々の苦難に立ち向かいながらも最後には力つきて倒れるという悲劇の主人公として描かれています。
 鍛冶町では日本武尊の長い話の中でも名場面とも言える「熊襲征伐の場」「走水の海」「伊吹山の山神との戦い」「大鳥となり昇天」の場面を一つの山車の上にまとめ上げました。
物語
 昔、景行天皇(ケイコウテンノウ)の子 小碓命(オウスノミコト)はたいそう武勇に秀で、容姿端麗でしかし美しい姿とは反対にとても気性の激しい人でした。
帝はその激しい気性を恐ろしく思い,熊襲征伐という名目で大和の国から小碓命を九州へ追いやりました。
 小碓命は一人九州に渡り、女の姿に化け酒宴の席にまぎれ込み見事熊襲兄弟を討ち果たします。熊襲建(クマソタケル)はその武勇をたたえ自らの建(タケル)の名を送り、倭(ヤマト)の国から来た小碓命は以後 倭建命(ヤマトタケルノミコト)と名乗ることになります。
 討伐を終え無事大和に戻った建に対し帝は今度東国の蝦夷(エゾ)を征伐するよう命じます。
途中相模(サガミ)の国では火攻めに合いながらも草薙の剣(クサナギノツルギ)によって難を逃れ、また走水の海では大嵐に遭い、同行した弟橘姫(オトタチバナヒメ)に嵐から建を救うため自らの命を犠牲に助けられます。
 数々の苦難の末、蝦夷を治め大和へ戻る途中またもや帝から伊吹山の山の神を退治するよう命じられました。 山へ向かった建は白い大イノシシに化身した山の神と戦いついに力つきて倒れてしまいます。
 大和へ戻ることの出来なかった建は白い大きな鳥になって天高く登っていきました。

 

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