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葉 月(8月)
2005年8月30日(火)
さて、納涼歌舞伎「法界坊」!

 週末は、なかなか多忙な日々を過ごしたため、PCを立ち上げる気力もなかったほどです。
 さて、のびのびとなっておりました、納涼歌舞伎「法界坊」観劇の感想を、今夜は桔梗なりに綴ってみたいと思います。
 納涼歌舞伎(毎年8月に上演)は、実に4年前の「東海道四谷怪談」を観て以来の観劇となります。
 「納涼」というだけあって、お化けもの・怪談ものが演目として選ばれ、舞台も大仕掛けが多く、はじめて歌舞伎を観られる方でも、文句なしに楽しめるのが、この「納涼歌舞伎」の最大の魅力と言ってもいいでしょう。
 今回の「法界坊」は、本来の伝統的な歌舞伎に、初演出の串田和美さんが上手い具合に現代的なエッセンスを盛り込み、老若男女が楽しめる娯楽作品に仕上げてくれていました。
 勘三郎扮するは、悪事三昧を働く憎めない小悪党、法界坊。この破壊増、狡猾で悪さばかりして、本当にどうしようもない奴なんですが、勘三郎が演じると何故か不思議、とんでもなく魅力的で可愛く思えたり、哀愁を感じてしまったり・・・ついつい感情移入してしまうのですからね。舞台半ば橋之助演じる甚三郎にあっけなく殺されても、霊となって怨念の限りを尽くし、生き残ってる人々をきりきり舞いさせてしまうのですよ。
 そして、特筆すべきは宙乗り!法界坊が殺した野分姫の怨念と法界坊の怨念が合体し、「双面」となって舞台花道付近から、宙を舞い、3階一幕見席奥へと消えていきます。3階席で観ていた観客(私もですが)は大喜び、場内から一斉に歓声が上がったほどです。半分は野分姫、半分は法界坊という拵えの勘三郎、ぞくぞくするほど怪しく美しく、眼には哀しげな光を湛え、宙を舞いながら三階席奥に消えていく様は圧巻でした!
 怪談物とはいいながら、舞台全体を通してアドリブ満載、特に橋之助と勘三郎のアドリブバトルは、腹を抱えるほど。勘太郎のハチャメチャバカ殿ぶりにも大笑い、亀蔵の蛇のような粘着ぶりといい、福助の可笑しすぎるほどの男っぽさといい、芸達者な役者たちの繰り広げる舞台の愉しさったら!そんな中で、ひとり陰湿で暗〜いキャラの野分姫を演じた七之助、騒々しいキャラに囲まれ、奴らに突っ込まれても大真面目、その暗さも真面目さもまた漫画チックで可笑しくてしょうがないのですからね!本来は舞台を支える陰の存在の黒子まで、舞台にしゃしゃりでてしまうという、意表をついた串田版「法界坊」にすっかりやられちゃったって感じです。
 それにしても勘三郎はほんとうにスゴイ!終始花道や舞台を走り回り、一軸のすり替えの件や甚三(橋之助)とのやり取りで客席を沸かせ、それでいて何とか底辺からのし上がろうとする欲望をギラつかせながらも、人間としての弱さをも感じさせてしまうという見事さ。場内の観客をあっという間に芝居の中に引き込み、そこから生まれる一体感、遠目からでもよく分かる勘三郎の目力の鋭さ、役柄から醸し出される雰囲気、絶妙な台詞回し、機転の利いたアドリブ、美しく撓る体、鍛え上げられた筋力から繰り出される所作の見事さ・・・もう、どれをとっても褒め言葉しか出てきません!「千両役者」とは、まさしく彼のことでしょう!
 なにはともあれ、「法界坊」に大満足、今回の上京は土日をかけての強行軍ではありましたが、行ってよかったとつくづく感じている次第です。
 ほんとうは、もっともっと語りたいところですが・・・キリがないので、今夜はこの辺にて、幕!チョン!
   
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2005年8月22日(月)
雨夜の品定め・・・
 雨が降っています。
 夜中(やちゅう)遅く降りだした雨、涼雨に気分が一新するかのようです。
 短歌を趣味とする私は、雨が降ると、今日のような雨を一体どのような言葉でもって表現するのだろうと、ついつい言葉探しの旅に出かけてしまいます。
 雨に関する季題も多く、例えば夏の雨であれば、「五月雨、梅雨、走り梅雨、送り梅雨、卯の花腐(くた)し、夕立、白雨、慈雨、喜雨」、秋の雨であれば「秋雨、秋時雨、露時雨、秋霖」等が挙げられますが、どの言葉も実に繊細で美しい・・・ほんとうに日本語って素敵ですよね。夏の雨・秋の雨だけでも、これだけの表現があるわけですからね。
 そうそう、雨の夜といえば、思い出されるのが、源氏物語の「雨夜の品定め」という有名な帖。光源氏と、彼のライバルといわれている(でしたっけ?)頭の中将、それに数人の男性が加わって、雨の降りしきる夜、酒を酌み交わしながら女性談議に花を咲かせるという帖です。(高校の頃、古典の先生が実に楽しそうにこの帖のことを説明してくれたのを覚えています。)いつの時代においても、男性ばかりが集まるとこういう話題になっちゃうのかぁー、と正直思いますね。けれどもすごいなぁと思うのは、この話を執筆したのはいうまでもない紫式部という女性であって、男の気持ちになって同姓である女のことをあれこれ批評しているということ。それを考えれば、紫式部自身も恋愛経験、というより男性経験がかなり豊富だったのでは?と思わざるを得ないのですが・・・ちょっと話が飛躍しすぎかな?
 さて、私といえば、沛然(ハイゼン)と降り続く雨の音を聞きながら、ディスプレイに向かっているわけですが、昨夜11時過ぎに無事東京より戻ってまいりました。本日からまた現実の世界に引き戻され、朝は5時半起床、仕事では一日中立ちっぱなしの喋りっぱなし・・・ 体力だけには自信がある私も、今日はさすがにぐったりです。
 というわけで、歌舞伎の感想につきましては、後日・・・さて、そろそろ雨の音を子守唄として、就寝することといたしましょう。
 おやすみさないませ〜
   
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2005年8月18日(木)
明日、いよいよ!

 さて、明日から2泊3日の行程で、東京に行ってきます。目的は、納涼歌舞伎観劇!2ヶ月も前から、この納涼歌舞伎を楽しみにしておりました。。
 勘三郎の講演はとにかく大人気で、チケット取得もなかなか難しいものがありますが、今回は何が何でも観たい!との思いが強く、歌舞伎会に入っている友人からチケットを取ってもらったのです。
 学生時代、歌舞伎に魅せられて以来の大ファン、贔屓の役者は、勘三郎。なんと言っても彼の芝居は「面白い!」の一言に尽きます。
 三月に行われた勘三郎襲名披露講演にも、無論行きましたよー。ほんとうなら、毎月でも歌舞伎を観に上京したいところですが、なにせ遠方ゆえ、思うようにお休みが取れないのが実状です。
 観劇の感想は、帰ってきてからゆっくりと。来週月曜からは、また過酷な日々が待っているのですが、今のところは歌舞伎を楽しむことだけに専念したいと思いまーす!
 まずは、無事に帰ってこれますように・・・では、行って参ります! 
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2005年8月17日(水)
お盆休みボケ

 さて、今日から仕事です。
 お盆休み中、起床時間が日に日に遅くなってきていたので、昨夜目覚ましを3個セットして寝た私でした。
 が、目覚めたのが6時半!「オーマイガァッ!」なんということ!目覚ましセットの時刻より1時間も遅いではないですか!慌てて飛び起きて、朝食(何時に起きても朝食は必ず摂るのが私のモットー)を食べ、急いで身支度を。かろうじていつもと同じ時刻に家を出ることはできましたが、私の予定としては、今日から始まる講座の準備をするつもりでおりました・・・すっかり予定が狂ってしまったままの出勤となりました。
 午前中は、気が張っていた私ですが、お昼をいただいたあとは、頭がボォーっと。完全に「お盆休みボケ」状態です。というより、脳が仕事を受け付けない状態・・・いけませんねぇ。
 帰宅した直後に、ベッドに倒れこみ爆睡した私でありました。(ただ単に眠かっただけ?)
 今、ようやっと脳が働き始めた感じ、明日からは、仕事モード全開、気を引き締めてガンバラナクッチャ!
 そのためには、先ず早起き早起き。今夜は、ちょっと遠い場所へ目覚ましをセットして置いておくことにしましょっと。   
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2005年8月16日(火)
地震といえば・・・

 地震、ありましたねー、恐かったですねー!幼少のみぎり、十勝沖地震を経験して以来(歳、バレますって)、大の地震嫌いになった私は、とにかく揺れを感じたくないが為に、地震が来ると、家の中を走り回るのです。今日も例にもれず、家中のドアを開け放し外にまで飛び出した始末。揺れがおさまってからも、心臓バクバク、体の震えもにわかには止まりませんでした。(^_^;)
 地震といえば、恐ろしいということの他に、とても恥ずかしい思い出があります。
 今から11年ほど前、三陸はるか沖地震のこと。
 いい気分でお風呂に入っていた私、湯船から上がって、体を洗っている最中にそれは起きました。いきなりズンという激しい揺れ、すっかり動転した私は、なんと生まれたまんまの姿で、お風呂を飛び出したのでありました。もちろん、バスタオルで体を覆うなど、そんなことまで気がまわる筈はありません。私が、一糸纏わぬ姿でリビングに駆け込んだとき、四つん這いになってリビングから出ようとしている父と遭遇しました!
が、娘は、自分のあられもない姿のことなどちっとも頭にはなく、ただただ恐怖におののき走り回り、父は父で、娘の姿よりも激しい揺れにうろたえるばかり。揺れがおさまってからも、食器や家具が散乱した家の中で、ただ茫然とするばかりの親子でした。
 何日かが過ぎ、やっと地震の恐怖も薄らいできたある日のこと、母がボソッと私に言いました。
 「そういえば、あんた、地震のとき、真っ裸だったんだってね。」
 「あーーー、そういえばそうだった!でもさぁ、そのときは恥ずかしいも何もなかったよ」
 母は笑いながら、言いました。「お父さんね、言ってたよ。『いやぁーー、絶景だった!』って!」
 「?!!・・・・・・・・・!」 
 地震といえば、恐怖と共に、そのことを思い出す私・・・生涯忘れられそうにもありません。
 それにしても、今日の地震も強かった。新幹線も未だ止まったままだとか・・・被害に遭われた方、心からお見舞い申しあげます。
 m(__)m  
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2005年8月15日(月)
あと2日

 お盆休みも残すところ、あと2日となりました。
 昨日は、外へは一歩も出ず、終日家の中でパソコンに向かい合っておりました。
 それというのも、13日夜に、HPをアップしてみたところ、画像がほとんど表示されず(ショーーック!)、再度、作り直しの作業に入ったからです。
 たかがHP、されどHP。特別高度な技を使用しているわけでもない、平易なHPにも拘わらずコレですから・・・己のスキルの無さを恥じるのみ。
 HPも、たくさんの人に見て貰いたいとは思わない、あくまで自己満足の世界であって、自分の好きな自分だけのエリアをネット上でもてたらいいなぁ、という感じなのです。それが、敬愛して止まない父の供養にもなるかなぁって思っています。
 今日もまた、昨日の続きをやってはおりますが、ほんとうはこんなことしてる場合じゃないのですよー。17日から始まる講座のための準備をしなければならないのですがね・・・
まぁ、明日があるから明日やればいっか・・・
 それにしても、今日は涼しい! もう秋の気配ね。  
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2005年8月13日(土)
お墓参り

 朝、ちょっとしたトラブルがあって、昨夜遅く寝たにも拘らず、5時半に起きる羽目に!
階下に下りていったら、なんと母が赤飯・煮しめ・茄子焼き等の盆料理を作っているではありませんか。早っ!一体何時から起きて作ってんだ?!
 ちょっとだけ、手伝うふりをして(^^ゞ 一応面目だけは保てた私ですが・・・
 まぁ、その甲斐あってか例年より早くS町へ出発することができました。
 S町は、遠いため、年に2,3度ほどしか、訪れることができません。(お彼岸とお盆くらいかなぁ・・・)
 ご先祖様には、申し訳なく思っているのですが、でも、供養とはお墓参りすることではなくて、常日頃からご先祖様のことを大事に思う気持ちが「供養」なんだと、勝手に解釈して納得している私なので、年に2,3度でもご勘弁ね!。
 お寺の境内は、朝早いということもあり、ひっそりとしていました。大好きだった祖父と祖母と父が眠っているお墓に、お花と線香を供え、「おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、あちらで楽しく過ごしていますか?お盆には帰ってきてくださいね。」 と、手を合わせてまいりました。
 その後、親戚を3件ほどまわり、帰宅の途に着きました。やれやれ〜   
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2005年8月11日(木)
あぁ、めまぐるしや!甥っ子!
 いよいよお盆が近づいてまいりました。本来なら、13日からお休みとなるところ、土曜出勤の代休ということで、今日から16日までお休みをいただけることになりました。が、お盆支度もほとんど母がやってくれることでもあるし、(私は買い物のアッシー君のみ)、これといった予定もない私は、いつ友人からのお誘いがあってもいいように、体をあけてはおりました。ところが、千葉に住んでいる妹が、甥っ子と共に、急遽我が家に里帰りすることになり、にわかに忙しくなった私です。
 昨夜、最終の便で到着した妹を迎えにH駅へ。2年ぶりで会う妹は全然変わらず、甥っ子の椋(むく)は、口達者でやんちゃな男の子に成長しておりました。
 今日は、その甥っ子を連れて、近くのショッピングセンターへ。椋のお目当ては、「ゲームセンター」。何十年ぶりかで、「ゲームセンター」なる場所へ足を踏み入れた私は、そのゲームの多種多様さに驚いてしまいました。今どきの「ゲームセンター」って、こんなに騒々しくてこんなに煌びやかなんだぁ!静かなところ好きの私には、あの騒々しさは堪りません。はっきり言って苦手です。しかしながら、愛する甥っ子が喜ぶのであれば、一緒に楽しまないわけにはいきません。しまいには、椋の要望で「機関車トーマス」にも乗りました、はい。
 明日は、13日のお墓参りのための、盆料理支度(母が)、その為の買い物やら、妹親子のアッシー君やらで、またまた忙しい一日となりそうです。が、帰省したあとはまた静かな日々が訪れるわけで・・・まぁ、たまにはこういう日があってもいいでしょう!
   
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2005年8月7日(木)
涙、涙の閉講式

 ちょっと油断しておりましたら、8月に入ってもう7日が経ってしまいました。我が街の夏祭りも花火大会も終わり、お盆休みを迎える時期となりました。
 仕事面では、今まで受け持っていたクラスが、昨日閉講式を迎え、一段落ついたところです。
毎度の事ながら、涙もろい私は、今回の閉講式でも例にもれず、泣いてしまいました。3ヶ月の訓練を経た生徒さんが、ひとりひとり修了証書を手にするのを見ているだけで、もう熱いものが込み上げてきてしまうのです。
 司会進行という役柄上、ぐっとこらえてはいたのですが、挨拶の場面では耐え切れず思わず声が詰まってしまいました。
 今回の生徒さんは、若い方も多く(今どきの若いもんはドライでしょと思っていた私ですが)、感極まって泣き出す生徒も多く、閉講式は涙涙の嵐でした。でも、3ヶ月、みんなほんとうに良く頑張ったよ。
  と、今日はちょっと仕事モードの「ひとりごと」になってしまいました〜
 さて、今日は、これから高校時代の友人と会って、お茶してきまーす!
  
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2005年8月1日(月)
始動!

ホームページアップに向けて、いよいよ本格的に始動です。
 月日の経つのは早いもので、「よし!HPをつくるぞー!」「一ヵ月後にはアップだぁー!」と固く心に誓ってから、早3ヶ月・・・一向にアップされる様子のない我がHPに業を煮やした友人が「いったい、いつになったらできるのぉ?」と。(^^ゞ
 毎晩、アップに向けて励むつもりが、日々の雑務に追われ、延ばし延ばしに・・・「これでは、いかーーん」と、本日の休みを利用してHPアップのための下準備に精を出した次第です〜
 折りしも、我が街は夏祭り初日。絵巻物語を思わせる豪華絢爛の山車が短い夏を惜しむかのように、街中を練り歩き、沿道の人々を歓喜と興奮と感動の渦の中にいざないます。そんな熱い祭りのさなかに、私はネット配信されている「お祭り中継」を横目に、せっせとHPに専念していたのでありました。
 それにしても、山車のなんと見事なこと。年々豪華になっていく仕掛けにも眼を瞠りますが、それよりもなによりも山車の題材そのものに興味を惹かれる私です。歌舞伎の「鳴神」「ヤマトタケル」「勧進帳」等々、歌舞伎好きの桔梗にはもうたまりません。
 本日のところはおとなしく、明日の夜間運行は、仕事帰りに覗いてみようかな〜。

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